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もう「ネタ切れ」には困らない!企業のインスタ担当者を救う、4つの鉄板投稿テーマ&アイデア出しのコツ


パソコンの画面とにらめっこして30分…

「うーん!何も思い浮かばない!」
「今日も商品の写真を載せたけど、正直マンネリ化している気がする」

アカウント設定やデザインの基本を整えた後、多くの担当者がぶつかるのが「ネタ切れ」です。

特に真面目な企業ほど、「商品やサービスをしっかり伝えなきゃ!」と意気込み、結果として「カタログのような商品紹介」ばかりが並んでしまいます。実は、これが大きな落とし穴。

今回は、宣伝色を消しながらファンを増やし、「明日の投稿どうしよう」という悩みから解放される鉄板投稿テーマをご紹介します。

なぜ「商品紹介」ばかりのアカウントは伸びないのか?


まず、少しだけユーザー心理の話をさせてください。あなたがInstagramを開くのはどんな時でしょうか?

今やInstagramは「情報収集(検索)」と「暇つぶし」のツールとして使われています。例えば、通勤中の人が「何か役に立つ情報はないかな?」あるいは「きれいな写真を見て癒やされたいな」と思ってアプリを開いています。

そんな時に、「これ買ってください!」「新商品が出ました!」という企業の売り込みばかりが流れてきたら、いかがでしょうか?多くの人は「今、自分には関係ないことだ」とスルーするでしょう。

企業アカウントであっても、ユーザーに愛されるために必要なのは、「売り込み(Buy)」ではなく「役に立つ(Give)」や「共感(Like)」の要素です。自社の商品を「売る」のではなく、「その商品がある生活の楽しさ」や「作っている人の想い」を伝える。この意識を変えるだけで、投稿できるネタの幅は一気に広がります。

明日から使える!企業の「鉄板ネタ帳」4選


それでは、具体的にどんな投稿をすればいいのか。業種を問わず使える「4つの鉄板パターン」をご紹介します。

ただ、その前に。ここで4つに共通するとても大切な基本軸を覚えておきましょう!それは「感情を揺さぶる」企画であること。たとえば、「共感」による親近感や安心感、「役立つ情報」を得たときの嬉しさや納得感など、ユーザーの心が動く内容です。感情を揺さぶるネタは、ユーザーにとって「価値」であり、その価値を提供し続けるアカウントはフォローという形で支持されていくのです。

1. 「人」を見せる(社員・裏側)

企業の規模に関わらず、企業Instagramにおいて最強の武器となるのは「人」です。

  • 社員の日常: 休憩中の風景、デスク周りのこだわりアイテム
  • 制作の裏側: 商品を作っている手元、会議で真剣に悩んでいる様子
  • 社長のつぶやき: 創業の想いや、ランチの様子など

「こんなの誰が見るの?」と思うかもしれませんが、実は一番「いいね」がつきやすいのがこのジャンル。「どんな人が働いている会社なのか」が見えると、親近感が湧き、お客様からの信頼だけでなく、採用活動にも効果絶大です。

2. 「知識」を教える(お役立ち情報)

業界に限らず、その道のプロの方にとっては「当たり前」のことでも、一般のお客様にとっては「有益な情報」です。

  • 不動産・住宅なら: 「部屋を広く見せる家具の配置術」「結露を防ぐ裏ワザ」
  • アパレル・雑貨なら: 「長持ちさせる洗濯のコツ」「ギフトラッピングの方法」
  • BtoBメーカーなら: 「業界用語の基礎知識」「素材の豆知識」

「へぇ〜、知らなかった!」と思わせたら勝ちです。これらは後で見返すために「保存」されやすく、発見タブ(おすすめ表示)に載るチャンスも増えます。お客様からよく質問されることを思い出すのが、ネタ探しのコツです。

3. 「お客様の声」を紹介する(信頼)

自社で「良い商品です!」とアピールするよりも、お客様の声や第三者の評価のほうが圧倒的に信頼されます。

  • いただいたアンケート用紙を(許可を得て)写真で撮って載せる。
  • Googleマップの口コミを画像加工して紹介する。
  • よくある質問(FAQ)と回答を載せる。

これはネタ切れ防止になるだけでなく、見た人の「購入・問い合わせへのハードル」を下げる効果もあります。

4. ストーリーを見せる(感動・共感)

人は「誰かの体験談」に強く反応するものです。困難や葛藤を乗り越えた変化や成長のストーリーは、特に心を動かします。

  • ブランドの成り立ち: 創業時の想いや背景
  • ブランド哲学: 大切にしている価値観
  • 開発秘話: 商品が生まれるまでの試行錯誤
  • 苦悩と成功: 困難を乗り越えた実例

例えば、事実とストーリーの違いを比較してみましょう。

(例)
事実:「この商品は作業効率を30%向上させます。」

ストーリー:「毎日残業続きだったAさん。この商品に出会ってから作業時間が大幅に短縮され、今では定時退社が当たり前に。子どもと夕食を囲む時間を取り戻せるようになり、『人生が変わった』と喜んでいます。」

ストーリーには「人の変化」と「感情」が込められているため、読んだ人は自分自身に置き換えて想像しやすくなり、記憶にも残りやすくなります。

フィード投稿が大変なら「ストーリーズ」を活用しよう


Instagramには、プロフィールに残り続ける「フィード投稿」と、24時間で消える「ストーリーズ」という2種類の投稿方法があります。

「ネタは分かったけど、毎日きちんとした画像を作る時間がない……」そんな日は、無理にフィード投稿をする必要はありません。代わりに「ストーリーズ」を活用しましょう。24時間で消えるため、フォロワーからも「日常的でラフな投稿」として受け入れられやすい特徴があります。

  • 「今、梱包作業中です!」とスマホで撮った写真をそのまま載せる。
  • 「今日の天気いいですね」と空の写真を載せる。
  • アンケート機能を使って「AとB、どっちの新商品がいい?」とフォロワーに聞く。

毎日の更新はストーリーズで繋ぎ、週に2〜3回、気合を入れたフィードやリールを投稿する。これくらいのペース配分が、長く続けるコツです。

まとめ:ネタ出しは「型」で回そう


今回は、ネタ切れを解消するためのアイデアをご紹介しました。

  1. 商品紹介以外のネタ(人、知識、お客様の声、ストーリー)を持つ。
  2. 売り込みではなく、ユーザーへの「メリット(楽しさ・役立ち)」を考える。
  3. 疲れた日は、手軽なストーリーズに頼る。

この「型」を持っておけば、毎朝「今日は何を投稿しよう……」と頭を抱える時間は激減します。本業が忙しい中で質を保ち続けるのは大変ですが、まずはできることから始めてみましょう。

そして、投稿を続けていると、次にこんな不安が襲ってくるはずです。
「投稿してるけど、これって誰かに見られてるの?」
「フォロワーが増えない。やり方は合っているのかな?」

次回は、脱・初心者のための「分析」の世界へ、一緒に踏み出しましょう!