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プロに頼むといくらかかる?インスタ運用の「費用相場」と、自社でやるかの判断基準


「プロに任せても、費用対効果が合うのかわからない」
自社運用に限界を感じつつも、外注に踏み切れない担当者様の多くが、この疑問を抱えています。

特に「インスタ運用代行」というサービスは、会社によって金額も内容もバラバラ。相場が見えにくいのが現状です。

「高いお金を払って失敗したくない」
「社内でやればタダ(無料)だから、もう少し頑張ってみようか」

そう考えて、決断を先送りにしてしまっていませんか?

今回は、「自社運用 vs 運用代行」について、ブラックボックスになりがちな「費用相場」と、失敗しないための「判断基準」を解説します。
正解は「どちらか一方」ではありません。会社のフェーズとリソース状況に合わせて、プロの力を「賢く借りる」のが、成果を出している企業の共通点です。

まずは現状把握。「社内運用」にかかっている見えないコスト


外注費が高いか安いかを判断するには、まず比較対象となる「現在のコスト」を正しく知る必要があります。
「社内でやっているから無料」というのは、経営的な視点で見ると少し危険な認識かもしれません。

①人件費の再計算

前回、丁寧なインスタ運用には、月40時間以上が必要だと試算しました。これに投稿作成の時間などを加えると、担当者のリソースの3〜4割がインスタに割かれているケースも珍しくありません。

仮に、会社が負担している担当者の実質コスト(給与・社会保険料・設備費等)を時給2,500円とした場合でも、

40時間×2,500円=10万円

これに制作時間も含めれば、実は毎月15〜20万円近くの「見えないコスト」が既に発生していることになります。

②機会損失の視点

さらに重要なのが「機会損失」です。あなたがインスタの運用作業にかかりきりになることで、本来やるべきメイン業務(新商品開発、広報戦略、営業活動など)がおろそかになっていませんか?

インスタを更新するために、本業のスピードが落ちている。もしそうであれば、それは外注費以上に大きな経営リスクになり得ます。

インスタ運用代行の「費用相場」と「依頼できる範囲」


では、実際にプロに頼むといくらかかるのでしょうか?

運用代行の費用は、「何をどこまで任せるか」によって大きく3つの価格帯(松竹梅)に分かれます。

①月5〜10万円(作業代行型)

  • 内容:指定した素材を使って、投稿画像を作ってもらう、あるいは投稿作業だけを代行してもらうパターン。
  • 向いている企業:「企画や分析は社内でできるが、画像を作る手だけが足りない」という場合。
  • 注意点:戦略や改善提案は含まれないことが多いため、丸投げはできません

②月20〜30万円(トータル運用代行型)

  • 内容:アカウントの企画構成から、画像・動画制作、投稿、コメント返信などの運用まで一貫して任せるパターン。
  • 向いている企業:ノウハウもリソースも足りない」「プロのクオリティで運用したい」という場合。(※ここが最も一般的な相場です)
  • 注意点:定期的な打ち合わせや方向性のすり合わせが必要です。丸投げではなく、二人三脚での運用が求められます

③月50万円以上(コンサル・マーケティング支援型)

  • 内容:インスタ運用だけでなく、広告運用、キャンペーン企画、インフルエンサー施策など、Webマーケティング全体を支援する手厚いパターン。
  • 向いている企業:「予算をかけてでも、短期間で売上や集客の数字を大きく伸ばしたい」という場合。
  • 注意点:固定費が高額になるため、それを回収できるだけの利益率や販売体制(ECサイト等)が整っていないと、費用対効果が合いにくいリスクがあります。

(※上記は一般的な相場目安です。投稿頻度(毎日か週3回かなど)や、動画制作の有無、撮影の有無によって変動します。)

安ければ良いわけではありません。自社の課題は「手が足りない(作業)」なのか、「どうすればいいか分からない(戦略)」なのか。それによって選ぶべきパートナーが変わります。

「全部自社」か「プロに任せる」か。失敗しない3つの判断基準


相場観が見えてきたところで、自社は外注すべきか、まだ社内で頑張るべきか。その判断に迷った際は、以下の3つの基準で考えてみてください。

基準1:社内に最新の「知見」があるか?

インスタのトレンドやアルゴリズムは、数ヶ月単位で激しく変化します。これを常に追いかけ、社内で対策を練られる専任担当者はいますか?
もしも兼務で手一杯なら、月20〜30万円でプロの知見(ノウハウ)を買う方が、教育コストもかからず、結果的に近道になります。

基準2:クオリティが「ブランドイメージ」に影響していないか?

「一生懸命やっているけれど、どうしても素人感が出てしまう…」。その投稿が、かえってブランドの価値を下げている可能性があります。
洗練された世界観を守るためなら、制作費は単なる経費ではなく、必要な「ブランディング投資」です。

基準3:その業務は「社員しかできないこと」か?

ここが一番重要です。例えば、「開発秘話を熱く語る」「ライブ配信で顔を出す」。これは社員の皆様にしかできない、熱量の高い業務です。
一方で、「手間のかかる動画編集」や「毎日の数値管理・コメント対応」は、プロに任せられます。

「自社の魂(想い)」を入れる部分は社内で持ち、それ以外のアウトプットをプロに任せる。この切り分けができると、運用は劇的にスムーズになります。

まとめ:外注は「楽をする」ためではなく「成果を加速させる」手段


今回は、運用代行の費用相場と、外注の判断基準について解説しました。

  • 社内運用:目先の費用は安く見えるが、見えない人件費と機会損失が発生している。
  • 運用代行:費用はかかるが、プロのクオリティとスピード、および「本業に集中する時間」が手に入る。

外注を検討することは、決して担当者様が「楽をするため」ではありません。企業として「勝つ確率」を高め、事業を成長させるための前向きな戦略的判断です。

まずは自社の課題が「リソース」なのか「ノウハウ」なのかを明確にし、相場表と照らし合わせてみてください。

次回は、いざ外注を検討し始めた時に直面する「パートナー選び」についてです。

数多くの代行会社が存在する中で、自社のブランドを深く理解し、二人三脚で歩んでくれる会社をどう見極めればいいのか?ミスマッチを防ぐための「目利きのポイント」について解説します。