集客につながるInstagram運用の基本!開設時に絶対外せない3つの重要ポイント

「今さらだけど、うちの会社でもInstagramを始めたほうがいいのかな?」
「アカウントは作ったけれど、何をどう設定すればいいのかわからない……」
最近、このようなご相談が増えています。プライベートで使った経験はあっても、「会社の看板」として運用するとなると勝手が違いますよね。
実は、Instagramで成果を出せるかどうかは投稿を始める前の「初期設定」と「土台作り」で8割が決まります。
ここが整っていないと、どんなに良い写真を投稿しても集客や採用にはつながりません。
そこで今回は、企業がInstagram運用をスタートする際に必ず押さえておくべき「3つの重要ポイント」を解説します。
目次
なぜ今、多くの企業がInstagramを始めるべきなのか?

今、Instagramは単なる娯楽アプリではなく、Googleのような「検索ツール」として使われています。飲食店や美容室はもちろん、住宅、リフォーム、さらにはBtoBのサービスであっても、ユーザーは「ハッシュタグ」や「発見タブ」を使って情報を探しています。「ググる」ならぬ「タグる」です。
ここで重要なのは、「企業の規模や知名度に関わらず、ファンを作れるチャンスがある」ということです。
Instagramは「人」や「想い」を伝えるのが得意なメディアです。莫大な広告費をかけなくても、社員の顔が見える投稿や、制作過程の裏側、役に立つ知識などを発信することで、ユーザーに「この会社、なんか好きだな」と親近感を持ってもらうことができます。
大手企業でも中小企業でも、「人」や「想い」を伝える力では対等に勝負できる。これが、今多くの企業がInstagramに参入している理由です。
【ポイント1】企業運用なら「プロアカウント」への切り替えが必須

まず 1つ目のポイントは、アカウントの種類についてです。Instagramのアカウントには「個人用」と「プロ用(ビジネスアカウント)」の2種類があります。企業で運用する場合は、必ず「プロアカウント」の設定になっているかを確認してください。
なぜプロアカウントが必要なのか?
最大の理由は、「分析(インサイト)」ができるかどうかです。プロアカウントにすると、以下のようなデータが見られるようになります。
- 投稿が何人の画面に表示されたか(リーチ数)
- 投稿を見てプロフィールに来てくれた人数
- フォロワーの年齢層や、活動している時間帯
ビジネスとして運用する以上、「なんとなく投稿する」のはNG。数字を見て改善していくために、プロアカウントへの切り替えは必須条件となります。
※アカウント作成時の「メールアドレス」にご注意ください
よくある失敗として、担当者個人のメールアドレスや携帯電話番号で登録してしまうケースがあります。これだと、担当者が退職した際にログインできなくなったり、引き継ぎトラブルの原因になります。必ず「会社の代表メール」や「SNS管理用の共有アドレス」で登録するようにしましょう!
【ポイント2】会社の顔となる「プロフィール」を整える

2つ目のポイントは、「プロフィール画面」の設計です。ユーザーが投稿を見て「いいな」と思っても、プロフィール画面が適当だと、フォローボタンは押されません。以下の4項目がしっかり設定されているか、チェックしてみてください。
①アイコン画像
会社のロゴが一番わかりやすく、覚えてもらえる点でもおすすめです。企業キャラクター、商品パッケージなど、知名度があればそれもOK。企業の顔・代表として認識されるもので設定します。小さな円の中で表示されるため、ごちゃごちゃしていない、シンプルで信頼感のある画像を選びましょう。
②名前(社名+キーワード)
ただ社名を入れるだけでなく、「何をしている会社か」がひと目でわかるようにしましょう。
悪い例: 株式会社MARQS
良い例: MARQS | SNSブランディングのプロ💡
こうすることで、キーワード検索された時にヒットしやすくなります。
③自己紹介文(Bio)
だらだらと文章を書くのではなく、箇条書きを使って読みやすくまとめます。
- 誰に向けたアカウントか?
- フォローするとどんなメリット(情報)があるか?
- 実績やエリアなど
(例)
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④リンク(URL)設定
Instagramは投稿文にURLを貼ってもリンクになりません。外部サイトへ誘導できるのは、基本的にこのプロフィール欄だけです。
2025年現在は複数のリンク(最大5つ)を設定できるようになっています。
「自社のホームページ」だけでなく、「予約サイト」「採用ページ」「公式LINE」など、見てほしいページのURLを漏れなく設定しておきましょう。
【ポイント3】運用開始前に「世界観」を決めておく

最後の3つ目は、一番大切な「デザインのルール(トーン&マナー(以下、トンマナ))」です。Instagramのプロフィール画面を開くと、過去の投稿がタイル状に並びます。この並びを見た時に、色使いや写真のテイストがバラバラだと、ユーザーは「なんとなく素人っぽいな」「整理されていないな」と感じてしまいます。
これを防ぐために、投稿を始める前に以下のルールを決めておきましょう。
- テーマカラー: コーポレートカラー(例えば青)をメインに使う。
- 画像比率: 今のInstagramの主流である「縦長(3:4比率)」を基本として統一する。
- 投稿スタイル: 写真メインでいくか、文字を入れた雑誌風(マガジン風)にするか。
これらを最初に決めておかないと、運用担当者のその日の気分でデザインが変わってしまい、ブランドイメージが定着しません。「このブランドはどんなものなのか」「何を提供しているのか」をきちんと伝えていくために、見せ方の統一による世界観づくりは欠かせない重要ポイントとなります。
まとめ:土台ができたら、次は「投稿」です!
今回は、企業アカウントを開設する際に意識すべき3つのポイントをお伝えしました。
- プロアカウントで数値を追える状態にする(共有アドレス推奨)。
- プロフィールを作り込み、リンク導線を確保する。
- 世界観(トンマナ)を決めて、ブランドイメージを統一する。
これら3つの準備だけでも、実際には数日〜数週間かかることも珍しくありません。まずはこの3つの「土台」が整っていることが重要です。
「ポイントはわかったけれど、じゃあ具体的にどんな画像を作ればいいの?」
「デザイナーがいないから、お洒落な投稿を作る自信がない……」
そんな悩みを持つ方のために、次回は「ノンデザイナーでも大丈夫!無料ツールを使った『プロっぽい』投稿画像の作り方」について詳しく解説します。少しずつ、できることから始めていきましょう!