Instagramを運用するべき3つの理由|失敗しないポイントも解説
SNSの強みを活かして広報や集客を行っている企業は多く、なかでもInstagramの運用は注目を集めています。
しかし、運用を始めてみようと思っていても、漠然としていてイマイチわからないですよね?
この記事でわかることは…
- 活用するべき3つの理由
- 運用するメリット・デメリット
- 運用を失敗しないポイント
本記事を参考にして、SNS運用を成功させましょう。
目次
Instagramの基本情報
Instagram(インスタグラム、以下インスタ)とは、画像や動画がメインのSNSです。
2023年現在、世界全体のユーザー数は20億人越え。
2025年までに予測される月間利用者数は14億4,000万人。
世界のインターネット利用者の31.2%を占めるといわれており、主要SNSとしての貫禄を見せています。
そして、日本でも2019年3月には月間利用者数3,300万人を突破。 ますます盛り上がりをみせています!
インスタの機能は多種多様。
- 写真や動画を投稿するフィード
- 24時間のみ表示されるストーリーズ
- ショート動画を投稿できるリール
- リアルタイムで交流ができるインスタライブ
- 気になる商品を購入できるショッピング機能
また、新しいSNSとして話題に上っている「Threads(スレッズ)」との親和性が高いことも特徴の1つです。
ビジネスでインスタ運用をするべき3つの理由
さまざまな機能や人気のあるインスタですが、なぜビジネスとしてインスタを運用するべきなのでしょうか。
ここでは3つの理由を紹介します。
- 利用者の90%以上がビジネスアカウントをフォロー
- ブランドとの関係構築ができるランキング№1
- 70%の人がインスタの広告をポジティブに受け止めている
参照:Instagram|メタ・プラットフォームズ
利用者の90%以上がビジネスアカウントをフォロー
1つ以上のビジネスアカウントをフォローしている割合は、利用者の90%。
ここからわかることは、インスタは個人間で楽しむツールではなく「情報を仕入れるひとつのポータルサイトになっている」ということ。
ポータルサイトとはさまざまな情報を集約・検索できるサイトのことです。
いまはWeb検索が減り、SNS検索をするユーザーが多数を占めていることからも「インスタ」を1つのツールとしてビジネスに取り入れるべきだといえるでしょう。
ブランドとの関係構築ができるランキング№1
主要なSNS(YouTube・TikTok・X(旧Twitter)・Pinterest・Facebook)のうち、ユーザーとブランドの関係構築ができるランキングで№1を獲得しています。
これは、マーケティング・リサーチ会社であるIpsos「Global Media Study」が、2021年12月〜2022年1月に実施した調査結果です。
手軽なコミュニケーションやDM、サポート体制を整えることにより、企業イメージの底上げが可能。
まさに、インスタは企業イメージの確立やブランディングをするにはもってこいです!
70%の人がインスタの広告をポジティブに受け止めている
70%ものユーザーがインスタ利用中に表示される広告に対して「好ましい」「不快にならない」と回答しています。
ちなみに、Yahoo! が2022年に発表した広告ストレスの調査では「約70%のユーザーが広告にストレスを感じている」との結果が報告されています。そして、広告が原因でインターネットの利用を中断した経験は驚異の50%……。
これでは、広告を打ち出す意味がありません。
このような事情を踏まえたうえでインスタの広告をうまく活用すれば、ユーザーに不快な思いをさせることなく認知度UPやブランディングに効果を発揮してくれるでしょう。
企業がインスタを導入するメリット3つ
この章では、実際に企業がインスタを導入したときに得られるメリットを3つ紹介します。
それは下記のとおり!
- ブランディング・認知度を高められる
- 製品・サービスの情報を紹介できる
- ユーザーとの接点・交流ができる
1つずつ解説します。
ブランディング・認知度を高められる
インスタの投稿では、文字だけではなく視覚的なビジュアルでパッと目を引く訴求が可能です。そのため、企業名が浸透していない企業にとっては、認知度UPのツールとして効果的でしょう。
さらに商品やサービス、取り組みなどが企業名と一緒に認知されることで、コンテンツ単体ではなく、企業ブランドとして大きな括りでの認知・周知が可能です。
すなわち、ブランディング・認知度UPを攻略する最適解=インスタの公式が完成します。
製品・サービスの情報を紹介できる
さきほども紹介したように、インスタは写真とテキストで多くの人にアピールできるSNSです。
また、投稿した内容自体を広告に使ったり、投稿内容をアカウントのTOPに表示したりなど、さまざまな方法で情報をプッシュできます。
ほかにも、リアルタイムでスピーディーな投稿が行える点や、投稿がバズれば多くの人に情報を行きわたらせることもできるでしょう。
自社の製品やサービス、取り組みを知ってもらうきっかけ作りにインスタは適しているのです。
ユーザーとの接点・交流ができる
いままでユーザーと企業がやり取りするといえば、何か問題が発生したときのカスタマーやクレームといったケースがほとんどでした。
しかし、現在では企業とユーザーの垣根を越えて、フランクなやり取りが活発です。
企業との距離が縮まれば、ユーザーは親近感や信頼感を抱きやすくなります。
すると、知っている企業の商品を買いたくなったり、購入の後押しになったりするケースも考えられるでしょう。
また、ユーザー目線の意見やアイデアなど、ビジネスを成長させるためのヒントをもらうことだってできます。
コミュニケーションを取らないのは、マーケティングの放棄ともいえるのではないでしょうか。
企業インスタ導入で起こるデメリット3つ
新時代を築いているインスタですが、デメリットも存在します。 ここでは3つの懸念点を紹介しましょう。
- コスト・リソースがかかる
- セキュリティ面や炎上対策がいる
- 長期的な運営が必須
コスト・リソースがかかる
まず大きな懸念点として、人・時間・知識のコストとリソースがかかることです。
広大なインスタというレッドオーシャンで戦うには、高いクオリティーの写真やデザイン、テキストが必要です。また、魅せ方以外にも細かい設定やスケジュールの調整など、決めることがたくさんあります。
見る目が養われた多くのユーザーには、高いクオリティーでハイセンスな画像が刺さります。 悲しい現実ですが、ただ素人が撮ったスナップ写真だけでは見向きもしてもらえません……。
運営する担当者や投稿コンテンツをつくる時間、インスタを成功させるための勉強時間などさまざまなコストが必要です。
セキュリティ面や炎上対策がいる
アカウントの乗っ取りや不正利用、コンテンツの炎上など多くの問題が発生するかもしれません。
万が一、管理不届きで顧客の個人情報が漏れるようなことがあれば、インスタ運用どころか企業自体が社会的信用を失い、継続できるかどうかの瀬戸際に立たされることもあるでしょう。 また、事件がきっかけとなって炎上すれば、ありもしない噂話がネット記事になり尾を引いて世間の冷たい視線を感じ続けることも……。
そのため、たかがSNSと侮ってはいけません。 管理体制や厳重なセキュリティーの確立が重要です。
また、著作物や人物画像を使うには法的な知識も覚えておかなくてはなりません。
長期的な運営が必須
インスタ運用は、一朝一夕に成功はしません。
結果が出るには最短でも半年以上、長くても年単位で活発的に取り組む必要があります。
もし企業の看板を掲げてスタートしたのにも関わらず「放置」してしまうと、フォロワーを失うことはもちろんですが、信用問題にも関わります。
そして、マーケティングに勝ちパターンはあっても必勝法はありません。
自社にあったマーケティング方法を手探りで探し当てていく必要があります。
アカウントの分析や投稿パターンのテストは、普段の業務の片手間でこなすのは難しいでしょう。
企業のインスタが失敗する原因とは
すでに運用中のインスタがなかなか伸びずに悩んでいるなら、この3つが原因かもしれません。
- 企業目線だけの発信
- 短期で結果を求める
- 担当者・責任者を決めていない
思い当たる節はありませんか?
それぞれ解説します。
企業目線だけの発信
「この商品の魅力はこういうトコロです!」
「今は安くなってお買い得です!」
企業が主に伝えたいことは、このようなことではないですか?
しかし、ただ単に伝えてもインスタユーザーには刺さりません。
例えば、商品のこだわりが強いと、こだわりを全面に伝えたいと考えて「商品説明」ばかりになりがちです。しかしまずは、顧客目線になることが最も重要。
商品の力説はほどほどに、ユーザーインタビューや口コミ紹介などを盛り込むことで、ユーザーが本当に知りたかった情報を伝えることができます。
すると、リアクション数値が改善したり、売り上げや利益に反映されるかもしれません。 そのため、まずは企業目線はやめて、顧客目線に立って考えてみましょう。
短期で結果を求める
短期間でインスタ運用の成果を出すには、例えプロフェッショナルが揃っていても難しいものです。そのため、短期で結果を求めることはやめましょう。
また、運用には成果や進捗を数字でデータを図ることも重要。
データがないと、そもそも成功なのかどうかが分かりません。
インスタでは、さまざまな数値を紐解くことが可能で、数値データに基づいてPCDAを回すことが大切です。
細かいデータやコンテンツの改善でも、データ反映や効果が表れるまで数か月単位のラグを見ておく必要があります。
担当者・責任者を決めていない
インスタは企業ブランドやイメージなど、一貫したコンセプトや方針が大切です。
統一感のないデザインや投稿内容だと、煩雑で雑多な印象で「結局何のアカウントかわからない」「興味がない」「フォローしない」といった結果を招きます。 そうならないためには、担当者や責任者を選任しておくことが必須です。
よくあるのは、インスタ投稿を「当番制」にしていませんか? リソースがなく、仕事の片手間で分担するのはよくあることですが、コンセプトにバラツキが出てしまうためおすすめしません。
企業インスタを失敗させないために重要なこと
企業インスタを失敗しないポイントをおさらいしておきましょう。
- ユーザー目線の投稿で共感力がある
- マーケティングの知識とコンテンツ設計
- 専任の担当者が確保できている
ユーザー目線の投稿で共感力がある
自社のすごみ!自社商品のすごさ!価格面のメリット!などをずっと力説されると、閲覧ユーザーは疲れてしまいます。
普段、あなたはどんな投稿を見ていますか?
どんな投稿が気に入ったり「ためになるな」「おもしろいな」と感じるでしょうか?
まずは、ユーザー目線に立ち返って、自社商品や自社のアピールポイントとつながる部分を探してみましょう。
マーケティングの知識とコンテンツ設計
潜在ニーズを捉えて先手を打つマーケティングや、ユーザーの心に刺さるコンテンツ設計が大切です。
しかし、マーケティング知識とコンテンツ設計はクリエイティブな部分のため、抽象的で分かりにくいと感じているのではありませんか?
例を挙げるとするならば、アパレル企業がプロモーションしたい商品は、大体一歩先の季節商品です。
しかし、残暑厳しい中で秋冬の商品をみても「暑苦しい」と感じて、ユーザーとのギャップが生まれてしまいます。
ギャップを生まないためにも、リアルタイム性の高い情報を発信することです。 多くのSNSユーザーは鮮度の高い情報を取得したいと感じています。
そのため、さまざまな情報にアンテナを張り、マーケティング施策とコンテンツ設計を進める必要があります。
専任の担当者が確保できている
専任でもなくても、必ず担当者を任命することが成功のポイントです。
コンセプトのブレや、投稿のクセ(中の人らしさ)にギャップが生まれると、閲覧しているユーザーからすると「これってあの企業と同じだっけ?」「あれ、こんな企業だったっけ?」と混乱を招いてしまいます。
ユーザーとのギャップが生まれると、ファンの固定化が難しくなります。 そうならないためにも、必ず担当者を決めておきましょう。
また、もし運用会社を利用する場合には、自社のインスタ担当者がいた方が、話がまとまりやすく、インスタで企業が大切にしたいポイントや伝えたいこと、サービス・商品の魅力などを余すことなく伝えることが可能です。
運用するなら失敗に終わらせたくない…
本記事で紹介したことを、おさらいしましょう。
インスタを運用するメリットは下記のとおりです。
- 情報を仕入れるひとつのポータルサイトになっている
- 90%以上がビジネスアカウントをフォローしている
- インスタ広告も不快感なく受け入れられている
このように「ブランディングや認知度UPを攻略する最適解=インスタ」です。
また、成功させるための3つのポイントを確認しましょう。
- ユーザー目線で共感してもらえるような投稿
- リアルタイムで鮮度の高い情報を継続して発信する
- コンセプトのブレをなくすため担当者を確保する
しかし、やっぱり運用できるか不安ですか?
- リソースやコストがとれない
- SNSマーケティングはわからない
- 運営はしているが伸び悩んでいる
- 何が悪いのかも全くわからない
- そういえば更新してなかったな…
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