インスタ運用で必要なKPIとは?設定の3ステップや注意点まで紹介
インスタ運用を成功させるためには、目標達成ができる行動をとることが重要。
その、行動目標を明確化したのが「KPI」です。
適切なKPI設定をしないと、インスタ運用は成功せず費やした時間が無駄になってしまいます。
しかし「KPIがそもそもわからない」「KPIの決め方がわからない」と悩みますよね?
本記事でわかることは下記のとおり。
- インスタ運用でのKPIがわかる
- KPIの作り方がわかる
- KPIの注意点がわかる
効果的なKPIを設定して、インスタ運用を成功させましょう!
目次
インスタ運用でKPIを設定する重要性
そもそもKPI(Key Performance Indicators)とは最終目標を達成する中間目標のこと。
インスタ運用で効率的にマーケティング施策を実施するにはKPIを立てることが重要です。
活用する上で必要なキーワード | |
KGI | 最終的な目標 |
KSF | 目標を達成するための要因 |
KPI | 最終目標を達成する中間目標や達成率・行動量 |
KPIを設定せずに運用するとノウハウの蓄積につながらず、万が一自社のインスタ担当者が不在になった場合に、どのようにインスタを運用すればいいのか迷ってしまいます。
また、KPIを設定しておくことで、具体的なプロセスの見える化や、モチベーション維持、効率的なサイクルにつながるでしょう。
そのため、KPI設定をしておくことはインスタ運用に欠かせない施策の1つです。
インスタ運用に必要な7つのKPI
具体的にインスタ運用で必要なKPIを7つみていきましょう。
- フォロワー数
- インプレッション数
- リーチ数
- インタラクション数
- プロフィールへのアクセス数
- ハッシュタグ数
- リンクへのクリック数
それぞれ紹介します。
1:フォロワー数
アカウントをフォローしている人数のこと。
フォロワー数が多いほど影響力や発信力があります。
人気アカウントやインフルエンサーといった印象を与えることができ、信頼感や権威性が増すでしょう。
しかし、フォロワー数は最終的な目標として考えることがポイント。
フォロワー数を改善するためには、下記に紹介する数値の確認と向上が必要です。
2:インプレッション数
インプレッション数は、投稿が閲覧された合計回数です。
ただし、同じユーザーが2回見ても2カウントされます。
インプレッションが高いほど、投稿が注目を浴びていると判断できるでしょう。
インスタのインプレッション 確認方法 | |
「プロアカウント」へ移行⇨「インサイト」⇨「リーチしたアカウント数」 |
3:リーチ数
リーチ数はインプレッション数と同じで、投稿が閲覧された合計回数です。
しかし、同じユーザーの重複数は含まれません。
1ユーザー1リーチ数です。
インプレッション数 | 投稿の閲覧数、1人複数回カウントされる |
リーチ数 | 投稿の閲覧数、1人1回だけカウントされる |
確認方法は、インプレッション数の確認方法と同じで「リーチしたアカウント数」から確認できます。
4:インタラクション数
インタラクション数は投稿やストーリーズ、リールでアクションが起こった数です。
投稿のインタラクション
- いいね!
- コメント数
- シェア数
- 保存数
ストーリーズのインタラクション
- いいね!
- 返信
- シェア数
リールのインタラクション
- いいね!
- コメント数
- シェア数
- 保存数
それぞれ、いいね!はもちろんですが、ほかの数値が高いほどユーザーの興味関心があることを表します。
特に「保存数」はユーザーにとって有益な情報だと認識されているということ。
投稿内容がユーザーにうまく刺さっているといえるでしょう。
5:プロフィールへのアクセス数
ユーザーが投稿を見て、アカウントプロフィールにアクセスした数のことです。 アクセス数が多いほど、興味をもってくれていると考えられます。
そのためプロフィールを充実させておきましょう。
ビジネスアカウントにすれば、さまざまな情報を記載できます。
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
ワンタップでコミュニケーションが取れれば、スムーズなアポイントやコンバージョンにつながるでしょう。
6:ハッシュタグ数
自社独自のハッシュタグ(#)がついた投稿が多ければ、自社製品やサービスが喜ばれていると、捉えることができるでしょう。
口コミや使用レポなどポジティブな投稿は、大きな宣伝効果が期待できます。
また、キャンペーンやイベントなどでは、盛り上がりや認知度を調べる指標として活用できるでしょう。
7:リンクへのクリック数
リンククリック数は、アカウントプロフィールに記載している住所や電話、メールアドレス、Webサイトなどにアクセスした回数のこと。
コンバージョンにつながる指標のため、数値が高いほど、ユーザーの興味を惹けている・ファン層が多いと判断できます。
インスタKPIの設定3ステップ
ここでは、インスタKPIを設定するための3ステップを紹介します。
ステップは以下の通り。
- 最終目標のKGIを設定する
- KGIと関係するポイントを設定する
- ポイントをKPIに当てはめる
それぞれ紹介します。
1:最終目標のKGIを設定する
まずは最終目標のKGIを設定します。
運用するインスタの目的を明確にして、具体的な数値を考えてみましょう。
KGIの例
- 売上金額〇%向上
- ブランド認知向上
また「今年度までに」「〇期の決算までに」など、期限を設定するのがおすすめです。
2:KGIと関係するポイントを設定する
次にKGIに関係する要素やポイントを設定します。
KGIの例に関連する要素
- 売上金額〇%向上なら、リンクへのクリック数、インプレッション数
- ブランド認知向上なら、リーチ数やインプレッション数
KGIに直結するKPIにできるように、関連性の高いポイントを抽出しましょう。
3:ポイントをKPIに当てはめる
最後に、KPIに当てはめて数値を導き出しましょう。
KPIは複数設定することが一般的ですが、多すぎると管理が複雑になりすぎてしまいます。
アカウント運用をするスタッフやリソースを考えて設定しましょう。
売上金額〇%向上の例 | |
リンクへのクリック数 | 1ヶ月1000クリック獲得を目標にする ・1週間で250クリック ・1日50クリック |
インプレッション数 | リンククリックにつながる指標を設ける ・1ヶ月どれだけ投稿できるか ・1ヶ月どれだけ露出できるか |
ブランド認知向上の例 | |
リーチ数 | 1ヶ月1万リーチを目標にする ・1週間で2500リーチ ・1日500リーチ |
インプレッション数 | リンククリックにつながる指標を設ける ・現状1投稿250リーチなら1日2投稿する |
インスタKPIに活用できる2つのフレームワーク
インスタKPIを設定する際に、活用できる2つのフレームワークを紹介します。
フレームワークとは特定の型や手順のようなもので、枠組みどおりに進めれば簡単にKPIを設定できるでしょう。
- KPIツリーを活用する
- SMARTの法則を活用する
では、それぞれ解説します。
KPIツリーを活用する
1つめはKPIツリーの活用です。
ツリーの概要は下記の図の通り。
ツリーを活用して、深堀していくイメージで作成すると作りやすいです。
例えばKGIが「売上向上」なら、KPIは下記の図のようになります。
このように、掘り下げて考えてみましょう。
SMARTの法則を活用する
SMARTの法則は40年以上前に提唱された法則ですが、具体的な目標を立てやすいため現在でも使われ続けているフレームワークです。
SMARTの法則 | |
Specific | 具体的でわかりやすいか |
Measurable | 測定ができる・数値化できるか |
Achievable | 達成ができる目的なのか |
Relevant | 目標達成が利益やメリットにつながるのか |
Time-bound | 期限が設定されているか |
5つの項目をそれぞれ確認して、オールクリアを目指しましょう。
また、基準が明確になるとモチベーションの向上や、意識付けができるメリットもあります。
インスタ運用でKPIを活用するときの注意点
KPIを活用する場合に注意しておきたい3つのポイントを共有します。
- 細かすぎる内容はNG
- 目的はゴール達成でプロセスではない
- 自由な発想ができないときもある
過去、ポテトチップスで有名なカルビー株式会社は、3,000個にもなるKPIを設定。
それによって、さまざまな悪循環が生まれてしまいました。
このように、細かすぎる内容は工数が増えすぎて実用的ではないでしょう。
また、KPIの目的は「ゴール達成」であり、プロセスではありません。
KPI達成率(プロセス)を評価対象にすると「KPIさえよければ良い」という考えが根付き、本丸の目標達成が夢の跡になってしまうかも。
プロセス通りに行動すれば良いと考えるのではなく「このKPIを実行したらどうなるかな?」「いまのKPIでは役不足だから変えてみない?」と、トレンドや流れに沿って柔軟に対応することが求められます。
まとめ
KPIは、最終目標を達成する中間目標や達成率・行動量のこと。
設定しておくことで、具体的なプロセスの見える化やモチベーション維持、効率的なサイクルにつながります。
また、自社で運営を行えば、運用ノウハウの蓄積にもなるでしょう。
弊社マークスでは、インスタ運用代行も対応しています!
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