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ブランディングを簡単解説|成功ポイントや各ステップ、注意点も紹介

サービスや商品があふれ、消費者の選択肢が増え続ける中で「どうすれば顧客に選ばれるのか」と、日夜生存戦略を考えている企業も少なくないでしょう。ブランディングは、商品やサービスを売る企業にとって欠かせないビジネス戦略の1つです。

本記事では、ブランディングの意味や目的、導入する各ステップ、成功ポイント、注意点まで簡単に解説します。ぜひブランディングノウハウをビジネスに応用してみましょう。

そもそもブランディングとは

ブランディングとは、商品やサービス、企業自体の価値を高め、独自のイメージやブランドを作り上げる施策のことです。信頼性や独自性が高まることで、長期的な支持を得られるほか、大きな市場でも優位に立ち回れます。

そのため、企業の持続的な成長を目指すには、ブランディングは欠かせない戦略の1つといえるでしょう。

ブランディングの目的

ブランディングの目的は、企業の商品やサービスに対して「独自の共通イメージ(ブランドイメージ)」を持ってもらうことです。

ブランドイメージが定着することで、企業イメージや顧客満足度の向上はもちろん、利益率増加や市場拡大などの効果が期待できます。

ブラディングが必要な理由

ブランディングに成功すれば、企業価値が高まるとともに中長期にわたって高い信頼感と費用対効果が期待できます。たとえば、以下のようなイメージがブランディングの成功事例です。

  • 「おしゃれなカフェならスターバックス」
  • 「新生活で家具一式を手頃にそろえるならニトリ」
  • 「洗練されたハイテクデバイスならApple」
  • 「シンプルでミニマム、素材の良さなら無印良品」

このように「カフェに行きたい」「家具をそろえたい」と考えたときに、1つの企業を強くイメージできる共通認識があるのではないでしょうか。

独自のブランドイメージを持ってもらえれば、商品やサービスを選ぶ場面で、選択肢の1つとして選んでもらえます。このイメージこそがブランディングの力です。そのため、企業にとってブランディングは重要な施策といえるでしょう。

マーケティングやPRとの違い

ブランディングとマーケティング、PRのそれぞれの違いを簡単に紹介します。

ブランディングは、企業や商品、サービスを認識してもらい、それぞれの価値を高める取り組みです。マーケティングは、商品やサービスを販売に結びつける販売促進活動。PRは、広報活動を通じて商品やサービスの認知度を高める活動です。

3つの活動は、目的やアプローチ方法が異なるものの、それぞれは密接に関係しあい、連携することでより効果的な活動へとつながります。

ブランディングを行う5つのメリット

本章では、ブランディングを行うことで得られるメリットを紹介します。メリットは以下の5つです。

企業イメージアップになる

1つめは、企業イメージの向上ができる点です。

ブランディングをすることで、企業や商品、サービスに対して狙ったイメージを普及できます。特定のイメージが定着することで、消費者や顧客をはじめ、投資家や従業員などのステークホルダーにまで「信頼感」や「安心感」を与えられるでしょう。

そのため、企業イメージ自体の向上につながるといえます。

競合との差別化ができる

2つめは、競合他社や競合商品、サービスとの差別化を図れる点です。

たとえば、ありふれた商品やサービスでは差別化できず、価格競争のみでしか勝負できないコモディティー化に陥りがちになるでしょう。しかし、ブランディングで差別化を図れれば、結果として価格競争から抜け出せます。

ロイヤルカスタマーを増やせる

3つめは、企業や商品、サービスに高い信頼感や愛着を寄せるロイヤルカスタマーを増やせる点です。

ロイヤルカスタマーが増えれば、高いリピート率はもちろん、上位商品への買い替え(アップセル)、ほか商品とのセット購入(クロスセル)に大きくつながります。

宣伝や広告費を削減できる

4つめは、企業や商品、サービスが一般的に認知されれば、宣伝や広告を打たずに一定の顧客を獲得できます。

また、顧客による口コミやSNS拡散が起これば、新規顧客も呼び込めるでしょう。そのため、高額な広告や出稿費を削減可能です。

人材確保や流出を防げる

最後は、企業内の優秀な人材の確保や流出を防げる点です。

名の知れたブランド力がある企業で働きたい、と多くの人が思うのではないでしょうか。また企業価値も高いため、より優秀な人材を集めやすい点もポイントです。そして、企業や商品、サービスに共感した人材はモチベーションも高く、企業内の活性化にもつながるでしょう。

ブランディングを行う5ステップ

本章では、ブランディングを行う具体的なステップについて簡単に紹介します。主なステップは、以下の5ステップです。

ステップ1:現状分析を行う

まずは、企業の現状を客観的に把握することから始めましょう。

  • 企業の強み・弱みは何か?
  • 競合他社の現状はどうか?
  • 企業に魅力を感じるターゲットは?
  • 競合が満たせていないニーズは?

企業内のことは、意外とおざなりになっているかもしれません。また、効果的なフレームワークを活用することもポイントです。3C分析やPEST分析、5フォース分析などを活用し、問題点を”視える化”をしましょう。

ステップ2:企業内で共有する

ブランディングの目的や意義を全員が認知・理解することで、同じ方向に向かって進めます。そのため、ブランディングを行う際は、必ず企業内の全員に周知することが大切です。

このステップを省くと、企業内の意識がバラバラになり、反発や結束が弱まる要因になります。1人残らず周知を行い、企業内の意識を高めつつブランディングの意味を共有しましょう。

ステップ3:ブランドの方向性を決める

3つめのステップは、ブランドの方向性を決めます。

  • 顧客にどう思ってほしいのか?
  • 既存のブランドイメージとズレていないか?
  • ブランド名やロゴの刷新をするのか?
  • ブランドのカラーやコンセプトは?

顧客へイメージしてほしい内容や、ブランドの価値・個性を表現するキャッチコピーなど、細部にいたるまで慎重に検討を重ねましょう。特にデザインやキャッチコピーなどは、プロのデザイナーやライターなどへ外注するのがおすすめです。

ステップ4:顧客との接点を決める

ステップ4では、ブランドの展開方法をどのチャネルにするのかを決定します。たとえば、WebサイトやWeb広告、SNS、店舗、パッケージなどさまざまです。

近年では、WebサイトやSNSを活用したプロモーションが主流な一方、広範囲の顧客層へ届けるには実店舗や街頭広告なども有効でしょう。ブランディングを展開する際にはブランドのコンセプトに基づいて、どのようなシーンや場所にもっとも適しているのかを考えることがポイントです。

ステップ5:効果測定と改善を行う

最後は、ブランディングの効果を定期的に測定します。アンケート調査やインタビューなどを実施し、ブランドイメージの認知率や購買意欲、ロイヤリティーを把握しましょう。

また、時代の流れや時勢により、ブランディング戦略の見直しが必要なケースもあります。柔軟に課題点をクリアして、オンリーワンのブランドを育てることが大切です。

ブランディングを成功させるためのポイント

本章では、ブランディングを成功させるために大切なポイントをかいつまんで紹介します。主なポイントは以下の3点です。

一貫性を持たせる

信頼感や安心感といったブランディングに重要な価値を押し出すためには、一貫したイメージ戦略が重要です。そのため、ブランドイメージは必ず一貫性を持たせましょう。

たとえば、異なるキャンペーンを同時展開する場合などは注意が必要です。根底のブランドイメージはそのままに、各キャンペーンにあったコンセプトを押し出すことがポイントです。

一貫性を持たせることで、ブランド価値の定着が早まります。

企業の強みを押し出す

企業の強みを活かした戦略を展開することも、成功に欠かせないポイントです。 強みを活かすことで、最短距離でブランディング戦略を行えます。

業種や商品、サービスがWeb向きであれば、展開チャネルはWebサイトやLP、オウンドメディア、SNSが向いています。一方、実店舗での商品販売や展開がメインなら、店頭キャンペーンや折り込みチラシなどが向いているでしょう。

顧客ニーズを取り込む

企業の強みを押し出すあまり、顧客ニーズをおろそかにしてはいけません。 ブランディングの目的は、独自のイメージであるブランドイメージを周知し、商品やサービスを愛用してもらうことです。

そのため、常に変化する顧客ニーズに目線を合わせ、顧客目線を第一にアップデートすることが大切です。

ブランディングにおける3つの注意点

本章では、ブランディングを行う際に注意したい3つのポイントを紹介します。ポイントは以下のとおりです。

長期的なスパンが必要

ブランディングは、一朝一夕に完了する施策ではありません。 結果が出るまでには少なくとも半年〜1年、また継続して3・5・10年の長期的なスパンで計画を立てて実行する必要があります。

そのため、組織内で人材が確保できない場合や不足するケースを見越して、ブランディングを請け負う企業へ依頼することも1つの案でしょう。

コストがかかる

2つめは、確固たるブランドが確立するまで、多くの費用がかかる点です。

通常業務に加えブランディング施策を行うための新たな業務が発生するため、人的コストはもちろん、広告費やノベルティ費などさまざまな費用が発生します。そのため、ブランディングを行う際は、自社に割ける試算をしっかりと把握することが重要です。

狙い通りに行くかわからない

最後の注意点は、当初に狙った通りのブランドイメージが定着するかは不確かである点です。

ブランドイメージは企業側からの発信だけではなく、顧客側からの発信(口コミやSNS)によっても左右されます。ブランドイメージをコントロールするためには、顧客目線に立って軌道修正を適宜行っていくことが重要です。

まとめ

ブランディングとは、商品やサービス、企業自体の価値を高め、独自のイメージやブランドを作り上げる施策のことです。ブランドイメージを確立することで、顧客に安心感や信頼感、愛着心を持ってもらい、利益につなげます。

ただし、ブランドイメージを作り上げるには、さまざまなクリエイティブ作業はもちろん、緻密な戦略と長期的な計画が不可欠です。自社のリソースが足りない場合は、ブランディング業務を外注することで、短期間に集中してブランドを育てられます。

弊社MARQSでは、魅せる・伝える・伸ばすの3つの軸でブランド力を最大限に伸ばすブランディング戦略を提供中です。各担当は専属のプロによるチームで構成しているため、あなたのブランドをスピーディーかつ高クオリティでサポートいたします。

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