翻訳サービスと音声通訳機器によって加速するホームページとリアル店舗の集客
海外の人でもインターネット上の日本の記事が読めるように、googleは翻訳機能を提供しています。
google chrome では、表示されている母国語以外のページを右クリックすると、
設定画面で指定した母国語に翻訳できる機能が付いているほど、
誰もが情報を閲覧でき、共有することができる環境は、すでにインターネット上で国境を越えています。 2019年12月13日には、会話型AIシステム「グーグルアシスタント」に音声通訳機能が追加され、
これが無料で提供されていることがとても驚きです。
これまで日本国内では、音声通訳のための製品を開発・販売してきましたが、
完全に同じ機能を、誰もが持っているスマホのアプリに機能を追加したという点は、
音声通訳機器を開発していた企業にとっては大打撃となるでしょう。 ネット上の記事だけではなく、リアルな会話を通訳するまでの発展は、
この先、国境を越えてあらゆる人々の交流が促される事となるでしょう。
目次
ホームページの様々な翻訳手段
数年前に提供されていた「Googleウェブサイト翻訳ツール」は、 サイトを制作する側がウェブサイトに翻訳機能を付けるというものです。※2019年12月現在は利用できません。 この場合、あらゆる国の方が閲覧しても、閲覧者本人が言語を選択することで翻訳が可能になります。 すでにこのツールは終了していますが、 2019年12月現在、wordpressで同じような翻訳ができるプラグインが提供されています。 「Google Language Translate」(無料・有料) この他にもプラグインでは無料のものから、高機能な有料版まで様々あります。運営者側が翻訳方法を用意する場合
上記のように、運営者側が翻訳する場合は、翻訳するための時間やサービスを導入するための手間などが必要になります。 そのため、インターネット上のページ全てが翻訳機能を持つことはないに等しいと思います。 ですが、まだブラウザでの翻訳機能やサービスでの翻訳方法を知らない方のために、 運営者側が用意するというのも一つの手段となります。 数年前に急増したインバウンド客に対するアプローチとしては、 必要なものと判断され、多くのお店が翻訳・多言語化を依頼する流行のようなものもありました。翻訳ツールやプロの翻訳サービス
「翻訳ツール」で検索すると、様々な広告が表示されます。 AIが自動で翻訳するというものから、プロの翻訳者が実際に翻訳するというものまであります。 google翻訳でも通訳機器でも、まだ発展途上のため、 言葉の言い回しがおかしい場合や、使われている言葉の不自然さを感じることがあります。 AIの自動翻訳でもおそらく同じような結果ではないでしょうか。 今後利用者が多くなってくると、より正確な言い回しができるようになってくるのではないかと思います。 その点プロの翻訳者に依頼するのであれば安心です。 翻訳者にお願いするための人件費や、オリジナルの文章で書いてもらうための技術力などが必要なため、 料金はどうしても高額になってきます。 日本に訪れる外国人は「韓国」「中国」「タイ」「シンガポール」「インド」「イギリス」など様々のため、 翻訳の言語も様々です。多言語化するにはカナリのコストがかかってしまいます。wordpressの翻訳プラグイン
wordpressで運営されているサイトであれば、翻訳のプラグインが提供されています。 無料のものから有料のものまで様々です。 ・WPML(有料) https://wpml.org/ja/ ・Google Language Translate(無料・有料) https://ja.wordpress.org/plugins/google-language-translator/ ・Translator(無料・有料) https://ja.wordpress.org/plugins/translatepress-multilingual/ ・WPGlobus(無料・一部有料) https://ja.wordpress.org/plugins/wpglobus/ ・qTranslate X(無料) https://ja.wordpress.org/plugins/qtranslate-x/ユーザー側が翻訳サービスサイトを選択し、ページを翻訳する場合
分からない単語や文章を翻訳する機会はとても多いと思います。 「先生ってどんなスペルだっただろう?」 「pastってなんて意味?」っと思った時は、 翻訳サイトにアクセスして翻訳するという使い方です。 実はこの翻訳サービスサイトですが、単語や文章だけではなく、 URLを入力することでサイト全体を翻訳できるというのをあまり知られていないようです。google翻訳
https://translate.google.co.jp/ Google翻訳は、Google社が提供している翻訳サービスです。 文字を入力すれば好きな言語に文字翻訳してくれます。 また、ホームページのURLを入力すると、 表示されている日本語のページのテキストが全部翻訳されて表示されます。Weblio英語翻訳
https://translate.weblio.jp/ Weblio英語翻訳は、オンライン総合辞書「Weblio」で有名なウェブリオ社が提供している翻訳サービスです。 ウェブページ翻訳のタブをクリック後、翻訳したいページのURLを入力して、 「英語→日本語」「日本語→英語」をクリックすると 翻訳されたページが表示されます。Bing翻訳
https://www.bing.com/translator Bing翻訳は、マイクロソフト社が提供している翻訳サービスです。 翻訳したい言語をそれぞれ選択してURLを入力。 入力後、翻訳語のURLをクリックすると、翻訳されたページが表示されます。Infoseekマルチ翻訳
http://translation.infoseek.ne.jp/ Infoseekマルチ翻訳は、楽天が提供している翻訳サービスです。 Infoseekマルチ翻訳を開き「ウェブ翻訳」のタブをクリック。 翻訳したいサイトURLを貼り付けて、翻訳をクリックすると、翻訳されたページが表示されます。 ※2019年12月時点では、SSLページの翻訳出来ません。 ※SSLとは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みで、「https://」で始まるURLのことです。その他、翻訳サービス
リアルタイム翻訳(音声通訳サービス)
さまざまな音声通訳機器が国内で販売されていますが、 2019年12月13日にgoogleから発表されたスマホアプリ(グーグルアシスタント)での音声通訳。 「OK Google, 英語を通訳して」と話しかければ、通訳をしてくれるという優れもの。 これまではGoogle Homeやスマートディスプレイで採用されていたものがスマートフォンでも利用できるという手軽さ。 ここに5Gでの通信が可能となれば、さらに機器の小型化・軽量化が可能になり、 スマートフォンを利用することなく通訳を行うことも可能になる日が来るかもしれません。 ※Androidスマートフォンの場合、OSにGoogleアシスタントが入っているので、アプリのダウンロードの必要ありません。Youtube翻訳
YouTubeでは、動画を見る際に字幕を表示させ、 その字幕を好きな言語に翻訳することができる便利な機能が備わっています。 字幕や翻訳が表示されない場合は、下記のような原因が考えられます。・動画に含まれる複雑な音声の処理に時間がかかっているため、字幕がまだ完成していない ・動画で使用されている言語が自動字幕起こし機能でサポートされていない ・動画が長すぎる ・動画の音質が悪い、または YouTube で認識できない音声が使用されている ・動画の冒頭で無音状態が長く続いている ・複数の人が同時に話しており音声が重なっている (引用元)YouTubeヘルプ https://support.google.com/youtube/answer/6373554?hl=ja有名ではない日本のユーチューバーの中でも、海外に対して配信を行っているチャンネルを見ると、 自分で翻訳をして編集している動画を目にすることがあります。 自動翻訳ではなく自分で翻訳しているようです。 Youtubeが自動翻訳に対応する前から配信を続けているためか、 再生回数がチャンネル登録者数の割にはとても多いのがわかります。 市場が日本国内だけではないインターネットは、言語の壁を取り払うことで、 大きく変化することがわかる例です。
まとめ
AIの発達で可能となった翻訳・通訳サービスは2019年12月時点では、まだ発展途上です。 伝わる文章にしたり、伝わる通訳することはできますが、 ネイティブな言葉に変えることは、まだ完全ではありません。 海外に行けば、少し使い方の間違った日本語の看板を目にしたり、 片言だけど伝わる日本語を話す人もいます。 日本も同じ状態で、正しい英語を使っているかどうかも分からないまま チラシを作ったり、ホームページを英語に対応してるのを目にします。 今後AIが発達し、ネイティブとほとんど変わらない言葉で伝えられる日が来るかもしれません。 その日がいつになるのかが分からない状態ですので、 早い段階で、来日する外国人に対して訴求・集客を行うのであれば、- 正確な翻訳が必要な場合は、プロの翻訳者に依頼する
- 外国人に必要なページだけを、まずは翻訳して掲載する
- 飲食店様であれば、メニューのページだけでも翻訳して、PDFで掲載する
- 外国人のスタッフを増やす